福田康夫内閣がまず直面する再開臨時国会での与野党論戦は、(1)テロ対策特別措置法の延長問題(2)「政治とカネ」の問題(3)年金制度改革??という3大テーマが中心となる。民主党との協議を重視する姿勢を見せる新首相に対し、小沢一郎民主党代表は「党の主張は政権交代しなければ実現できない」というのが持論で、歩み寄り機運は見えない。衆院解散・総選挙をにらみつつ、与野党とも世論へのアピールを重視した激しい攻防になることが予想される。【吉田啓志、鬼木浩文、古本陽荘】
「参院の実権を握っている民主党との話し合いは欠くことができない」
福田新首相は自民党総裁に就任した23日の記者会見で、インド洋で海上自衛隊が給油活動を続けるためのテロ対策特別措置法の延長問題について、こう語った。
だが、民主党は海自が参加するテロ掃討作戦「不朽の自由作戦」(OEF)が国連決議によって設置された集団安全保障措置ではないことを問題視。作戦の内実は「米国の戦争」だとして海自の撤退を求めており、給油活動の延長を容認する可能性は極めて低い。
それにもかかわらず新首相が低姿勢に徹するのは、「民主党の方針転換が不可能でも、国際社会から評価されていることを丁寧に説明し、活動継続に世論の支持を得ることを狙っている」(政府関係者)からだ。
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